概要

園芸用の不織布と防虫ネットは、ともに園芸の分野でよく使われますが、その目的や効果は異なっています。以下にそれぞれの特徴を詳しく説明します。私はホームセンターに勤めて園芸担当も経験していますので、どの時期にどんなものが売れてるのか、つまりどの時期にどちらが使われているのかを見てきたのでご紹介したいと思います。
不織布
不織布は、園芸用品店やホームセンターなどで手軽に入手できる園芸資材の一つです。不織布は、植物に直接被せて使用することができ、その主な役割は以下の通りです。
不織布は、植物を寒さから守るための保温材として使用されます。霜が降りるような寒い日には、不織を植物の上に被せて温度を保ちます。
不織布は、太陽光を遮ることができるため、直射日光から植物を守ることができます。夏場には、植物の乾燥を防ぐために不織布を使うことができます。
不織布は、虫や害獣を寄せ付けない効果があります。これは、不織布自体が虫を嫌うためです。
不織布の強みは、軽量でありながら保温効果があることです。また、通気性がよいため、湿気やカビの発生を防ぐことができます。
防虫ネット

防虫ネットは、不織布と同じく園芸用品店やホームセンターで入手できる園芸資材の一つです。防虫ネットは、植物を虫や害獣から守るために使用されます。主な効果は以下の通りです。
防虫ネットは、虫や害獣を防ぐために使用されます。植物の上に被せることで、害虫を寄せ付けず、植物を守ることができます。
防虫ネットは、通気性がよく、湿気やカビの発生を防ぐことができます。
防虫ネットの強みは、虫害を防ぐ効果が高いことです。また、通気性がよいため、熱がこもりにくく、植物の生育に適した環境を保つことができます。しかし、防虫ネットは不織布と比較してやや重いため、取り扱いには注意が必要です。不織布のようにべた掛けでなくトンネルにして使うケースが多いです。
不織布と防虫ネットの使い分け

不織布と防虫ネットは、ともに植物を保護するために使われますが、使い分けには以下のような違いがあります。
不織布は、冬季や春先の寒い時期に使用することが多く、防虫ネットは、春から秋にかけて使用されます。この使われる時期は顕著に表れるため、ホームセンターでは春は不織布、夏になると防虫ネットに切り替えるということを行う店も少なくありません。
不織布は、主に保温や日陰、防虫効果を期待するために使用されます。一方、防虫ネットは、虫害を防ぐために使用されます。
不織布は、植物の種類によっては不適切な場合があります。例えば、芽吹きの時期には通気性が悪くなるため、植物が蒸れてしまうことがあります。防虫ネットは、植物の種類によらず使用できます。
おすすめ不織布
マラソル 不織布 1.8m×10m
安価で家庭用として使われる代表だと思います。家庭菜園ならこれを使っておけば間違いなし!サイズも数種類ありますので、ご家庭に合ったサイズのものを使用してください。
おすすめ防虫ネット
ダイオ化成 防虫ネット 1.8m×10m
です。目合が0.75mmと細かく(目合1mmの商品が多いと思います)、小さな虫もシャットアウト!
まとめ
不織布と防虫ネットは、どちらも植物を保護するために使われますが、目的や効果が異なっています。不織布は保温や日陰、防虫効果を期待する場合に使用し、防虫ネットは虫害を防ぐために使用します。適切な資材を選んで使用することで、植物の健康的な生育をサポートすることができます。
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