概要
家の雑草が気になる。砂利をやめてアスファルトにしたい。家の周りの悩みは尽きないものです。私の家の周りにも「スギナ」が発生していて、防草シートを敷いたのになんで・・・という状態になっています。そこで雑草対策などで使われる「防草砂」と「アスファルト」を比較していきます。
私はホームセンターに勤めていますので、何度も防草砂を使っていますし、アスファルトに関しては補修しかしたことはありませんが、家の駐車場はアスファルト施工していますので使用感はわかります。では違いを見ていきましょう。
防草砂ってなに?

防草砂とはこういった商品です。

水をかけるだけでカチカチに固まる砂です。アスファルトと違い施工が簡単で最近は使っているところもよく見かけます。色も様々で、お庭や家の雰囲気に合わせて使い分けることができます。
「防草砂」の施工方法
防草砂の施工で使うのは「水」と木の板など「平らにするもの」だけです。平らにするものは硬くてまっすぐなものであれば木でなくてもOK。手順を説明します。
- 施工個所をきれいにする(雑草などを取り除く)
- 施工箇所を平らにする(足で踏んだり、ブロックで押し固めるときれい)
- 防草砂を敷き詰める(3cmを目安に平らに)
- 木の板など平らにするものを使って表面を水平にする
- 表面が濡れる程度水を撒く(ジョーロやホースリールがあると楽ちん)
- 表面が固まるまで待つ(ごみなどが入らないように養生するとよりgood)
- 再度水を撒く、今回はたくさん撒く
これで完了です。簡単ですよね。施工箇所が広ければ平らにするものを大きなものを使って、ジョーロでなくホースリールを使ったほうがいいと思います。ホースリールで散水するときはせっかく平らにした防草砂が飛び散らないようにノズルをジョーロや霧タイプにするのを忘れずに!(設定できないものもあります)。
アスファルトとは

一般にアスファルトと呼ばれるものは「アスファルトコンクリート」であり、コンクリートの仲間です。道路がアスファルトです。では逆にコンクリートと呼ばれるものは「セメントコンクリート」であり、アパートの外階段でよく見かける白いものがそれです。駐車場ではアスファルトだけでなく、コンクリートを使用することもあります。アスファルトとコンクリートを比較すると、アスファルトは施工費用が安く耐久性が低い、施工時間が短く済むといった特徴があります。
長期的に考えるとコンクリートのほうがお得という考え方もありますが、私の家の駐車場はアスファルトにしました。
防草砂とアスファルト比較
簡単な表にしました。
防草砂 | アスファルト | |
施工の簡単さ | ◎ | × |
耐久性 | △ | ○ |
強度 | △ | ○ |
透水性 | ◎ | ○ |
見た目 | ◎ | △ |
防草砂の耐久性に関しては3~10年くらいです。使用状況によって大きく変わってくるため一概には言えません。防草砂の強度に関しては人が頻繁に通るところ及び駐車場には不向きです。特に駐車場に使用する場合は普通の固まる防草砂は使用しないでください。こんな商品が売っています。

駐車場用の防草砂です。ただし、駐車場に使えると言っていますが、ここまで広範囲の施工となるとDIYも難しくなってきますので、アスファルト施工も考えたほうがいいと思います。
おすすめの選び方
ではどんなところに防草砂を使って、どんなところにアスファルトを敷けばいいのでしょうか。
- 人が頻繫に通らないところ
- ブロック、レンガ敷の目地
- ガーデニングをしているところ
まず、強度、耐久性を考えると人が頻繁に通るところはひび割れなどを起こしやすくなってしまうため、おすすめしません。逆に目地のような隙間は強度不要のため適しています。さらに、ガーデニングをしているところでは風合いを壊さずに、雑草対策できるため、おすすめです。
- 施工面積が広いところ
- 駐車場など強度が必要なところ
防草砂と違い、DIYでの施工は難しいです。施工範囲が広いであれば防草砂をDIYで敷くのは難しくなるので、アスファルト施工をおすすめします。駐車場のような強度が必要なところもアスファルトが最適です。一応駐車場用の防草砂も販売されていることをお伝えしましたが、私はアスファルトがいいと思います。耐用年数も短いため、ひび割れしてきたときに防草砂の再施工は難しいため、広範囲で施工してしまうと後々の作業が大変になってしまいます。
まとめ
いかがでしょうか。防草砂は便利な商品ですが、使いどころを選んだほうがよりよく使いこなせると思います。今年は我が家の傾斜部分に防草砂を施工してみようと思いますので、うまくできたら紹介しようと思います。紹介されなかったら察してください。
ではまた、ごきげんよう。
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